2022年度

1ミリの変化

~小さな意識の変化は大きな力へ~

一般社団法人駒ヶ根青年会議所

第57代理事長 古田 千洋

古田千洋

 【はじめに】
未だに収束の目途を見せない新型コロナウイルスの影響は計り知れないものがあり、 日本経済のみならず世界経済における損失、 今までの考え方や行動に大きな制限をもたらしていることは事実であ り、今までの生活が戻るといった保証はどこにも ない 。 それは、 時代が大きく変わったことを認めることを意味する 。しかし、 我々駒ヶ根青年会議所は明るい豊かな地域 を 創造することに変わりはなく、この時代におけるニーズをいち早く捉え、行動していくことが我々の最大の価値であり存在意義といえる。

 

青年会議所ほど、まちづくりや人間関係を通して数多くのチャンスがあること、 自分自身を成長させる団体は他にはないと確信している。 この事実が、 時代が変わっても変わらないものであり続けるためには変化を恐れてはいけない 。事業で成功することは非常に大切なことであるが、それと同時に会員一人ひとりが活動そのものに共感、納得 、意見を主張すること も 重要である。こんな時代でも人に自慢できる団体でありたい。 だからこそ、 新型コロナウイルスという存在を契機と捉え 、 常識が常識ではなくなり多くのものがリセットされた今、我々の考え方もリセットし能動的に行動することが最も重 要である 。

1ミリの変化を起こすには、
1キロメートルのダッシュが必要である。

1ミリの変化を起こそうとしたら批判はつきものである。
批判を恐れずに1キロメートルダッシュしてみよう。 見える世界は変わる。
だって世の中はリセットされたのだから。 自分自身の手で未来を変えられる絶好のチャンスではないか。

【マネー リテラシーを身に付けよう 】
正しい経済の発展は自由経済社会を通じて最もよく達成される。 「働く」ということは我々や将来を担う子供にとって非常に重要な 意味が あ り、お金という存在と切り離せないものであるが、 同時に「働く」 対価としてお金を得 るという 一択 のみならず 、 能動的に 選択肢 の幅を広げる べきである 。 将来を担う子供にとって 、 経済人 こそが お金に関する一番の 教師であ るべきで、 経済人 がお金に関する意識を変 えなければ ならない。 お金に関する知識を通して生きる力を身に付け 、 自分 や 子供のために 将来の選択肢の幅 を 広げるきっか けを 提供しよう。

【会員拡大 をやり遂げよう 】
まず、 大前提として会員がいなければ青年会議所活動はできず、後世にバトンタッチすることもできなくな る 。会員が多ければ多いほど、その影響力は大きくなり会員のみならず事業の拡大にも繋が る 。 駒ヶ根青年会議所で 体験 した事業や仲間と触れ合うなかで、この団体だからこそ魅力と感じたことは なにか 考えてみよう。 会員拡大を通して、 魅力を相手に正確に伝えられる プレゼンテーション 能力を伸ばしていくと同時に相手の気持ちを引き出せる能力 を 伸ばし 、 会員拡大を 実践していこう 。 また 、 駒ヶ根青年会議所 を 魅せ られるよう 、地域に共感していただける情報を発信し会員拡大がしやすい環境も併せてつくろう。

 

【メンバー一人ひとりを 尊重する 組織運営 】
総務における業務は、 近年から採用されているデジタルデータを使用し、 簡潔かつ スピーディに処理すること は 時代の変化に対応した証であるから 継続することを推奨 する。 また、組織として事業を100%の力で遂行するためには会員一人ひとりが事業に向けて同じ方向に向かっている必要がある。 そのためには、 会員一人ひとりの 駒ヶ根青年会議所に対する想いをいち 早く察知 し、 会員の 意思を尊重しつつ 士気の底上げとなる会員交流と新入会員が いち早く組織に馴染める環境を提供するべきである 。 行動するための1ミリの変化を起こせるよう背中を押してあげよう。

 

【共感を高める組織運営】
組織の評価は、私たちの運動が地域に伝わったとき、初めて得られるものだと考えます。組織内においては、メンバー一人ひとりが尊重され、お互いの価値を高め合える建設的な仕組みにより協調性を生み出し、地域に向けては、効果的な情報発信により共感を得られてこそ地域に届く情報になるのです。私たちの運動とSDGsをリンクさせて発信し社会と共通の利益を共有し、協力していただける方々とのパートナーシップを強化していきましょう。そして、メディアリテラシーや情報リテラシーは、日々プッシュ型で配信される情報を受け取る私たちにとって、情報を識別する能力と、発信する側に立てば情報活用能力であると考えます。信頼できる情報を得られる仕組みを適切なパートナーと構築し、共感を高める組織運営を実践しよう。

 

【おわりに】
なにが正解となるか分からない現代において今まで通用していた固定観念というものはいち早く脱ぎ捨てるべきである。 この時代にまちづくりをする青年会議所は時には地域から批判されるかもしれない。それ以上に大事なことは信念をもって行動することだと思う。もっとも創立から55年間この組織を支えてくださった地域の方や諸先輩方への敬意と感謝は忘れてはならない事実です。この激動の時代に青年会議所に身を置き、 世のために投資をする意味を今一度考えていただきたい。あなたはなぜ、青年会議所に身をおきますか。少なからず 苦労している メンバー がいることは承知しているが、苦労するために青年会議所にいるのではなく、より良い地域にするため、 自分自身 の 成長 の ためであることは忘れないでほしい。すべてには意味がある。意味がないと感じているなら仲 間と 共感、 納得いく まで話し合ってもいいじゃないか。それが1ミリの変化への一歩である。仲間とともに1キロメートルダッシュしていこう。

 

その勇気で小さな変化を起こしてみよう。
疲れてしまうことだってある、人間だから。
大丈夫。 信念 あるところに道は開ける。

各委員会基本方針・事業計画

総務交流委員会

一味同心

~仲間とともにワンチームになろう~

【 基本方針 】

駒ヶ根青年会議所が、 地域に必要となる運動を生み出すことのできる 、 活力ある組織であるためには 、 多様性のある会員同士が絆を築 き 、 志を一つに街づくり運動に取り組み続けていくことが不可欠だと考えます。

そのためには、駒ヶ根青年会議所の一員としての帰属意識を高め 、 組織として目標を成し遂げていく 為に 、 それぞれが理想とする活動をお互いに認め合える 関係を構築 することが必要です。

そこで当委員会では、 コミュニケーションの活性化によりチームワークを高めることと 、 会員同士が互いの価値観や個性を分かり合う ことで会員同士は「仲間」であることを実感し 、 共感と信頼で結ばれた組織をつくります 。

【 事業計画 】

(1) チームビルディング事業
(2) 会員交流事業
(3) 財務全般に関する管理統括
(4) 年誌の発行
(5) 諸規定の起案・改修に関する手続き
(6) その他、他の委員会に属さない一般業務

【 委員会メンバー 】

委員長 林 裕輝 

副委員長 茂木 彰洋

委員 下平 竜也、青木 謙一、井口 雄太、堀内 学、橋本 直人

会員拡大委員会

会員拡大で三方良し

~「伊南地域-駒ヶ根青年会議所-駒ヶ根JAYCEE」のさらなる発展を~

【 基本方針 】

伊南地域が、 持続可能な発展をし続けるためには 、地域住民一人ひとりが地域に関心を持ち、地域貢献活動への協力が必要です 。

そのために、地域のリーディングチームである駒ヶ根青年会議所が、地域貢献 ・地域課題解決に向けた活動をすることで、地域はさらに発展していきます。 それは、 駒ヶ根青年会議所メンバーがさらに増えることで 、 地域へより多くの機会を提供することができます。

そこで、当委員会では、駒ヶ根青年会議所メンバー に対して 、「会員拡大をしよう!」という意識の醸成を行い 、 駒ヶ根青年会議所 を地域へ発信しながら、 会員拡大に取り組みます。そして、会員拡大を通じ、地域貢献・自己啓発・人財育成に繋がるということを実感します。

【 事業計画 】

(1)会員拡大
(2)広報
(3)3分間スピーチ

【 委員会メンバー 】

委員長 古川 晶

副委員長 中村研二

委員 前田 智子、森 光星、矢澤 賢治、田中 大貴、名子 修平、

マネーリテラシー向上委員会

調べる。学ぶ。未来に活きる。

~変わりゆく社会で変わらない探求心を培おう~

【 基本方針 】

伊南地域に住む人びとがより自由で活発な経済活動を行うことは 、 地域経済全体の持続的な成長へとつながります。

そのためには、人びとがライフプランの実現に向けて日頃からお金について自発的に学び 、多くの選択肢の中で自らの行動を選び取れること、 そして学びの姿勢が次世代へと伝わりゆくことが必要です。

そこで当委員会では、地域経済を担う人びとがお金の価値観を前向きに捉え 、お金に対する学習意欲 を持つ機会を創ります。 さらに世代間でのお金を通じたコミュニケーションを学ぶことで 、 自ら探求心を持ち次世代に波及できる人材を育成します。

【 事業計画 】

(1)マネーラーニング事業
(2)マネーコミュニケーション事業

【 委員会メンバー 】

委員長 伊藤  航

副委員長 寺島 敦生

委員 唐澤 哲也、松村 泰志、桃沢 拓也、下島 幸恵