一般社団法人駒ヶ根青年会議所
第55代理事長 新井 亮太
【基本方針】
~はじめに~
伊南地域をより良くしたい、自らがより良くなりたい、この想いは創立以来54年間変わることなく駒ヶ根青年会議所の精神として根付いている。先人たちの足跡をたどるのも大事だが、今私たちは何のために駒ヶ根青年会議所に集っているのかを、改めて考えなければならない。「世のため人のためが自分のため」という未来への投資こそが、私たちが持つべき本質であり、最も大切にしなければならない心根である。ました。
時代は平成から令和へと変わり、新たな時代が訪れ、新たな時代を歩もうとしている。ここで考えてほしいのは、chanceとopportunityの違いである。どちらも「機会」であるが、前者は与えられた機会で後者は努力の結果によって得られた機会と定義される。青年会議所でいう「機会」は間違いなく後者であり、機会を提供することを使命としている。時代の変化を「機会」と捉え、古い習慣から脱却し、不要なことは思い切ってやめる決断をするべきではないだろうか。青年会議所はそういった変化にチャレンジできる土壌がある。青年である私たちが固定観念にとらわれず現代に求められている組織像を自らが描き、前を向き、率先して行動していこう。
青年会議所には素晴らしい出会いがあり、
出会いは人を動かし未来を変える力がある。
青年会議所に入会し、多くの出会いの中で自分自身の可能性が広がったことを確信している。この経験をより多くのメンバーに伝え、地域に提供していくことが、自分自身の未来を変えることにもつながると信じている。
2016年度、私たちは10年間の長期ビジョンとなる未来ビジョン2016『一人ひとりの「可能性」と地域への「想い」が満ち溢れる、輝くまち』を策定し、駒ヶ根青年会議所の新たな指標として位置付けた。そして新たな発想を持って、地域社会が抱える問題に対し、持続的な問題解決に向けた取り組みと常に自己研鑽に励み、私たちの故郷を少しでも良くしていきたいと願い運動を行ってきた。ビジョンを掲げて4年目になる本年、私たちがビジョンに向かって行動してきた成果が思い描いた方向に向かっているのか検証をする時期となった。私たちの運動が地域に対してどのような影響を与えているのか、メンバーがどのような成長を得られているのか、この先の変化を考えなければいけない。
【事業方針】
【組織変革から組織拡大へ】
全国的に会員減少が進んでいる昨今、このような動きは青年会議所に限らず様々な団体においても最重要課題となっている。これから先、地域に必要な団体であるのかを今私たち青年会議所は問われている。新たな仲間を迎え入れることは、地域に実体験を得た青年が増えていくことにつながるが、組織拡大をしていくうえで必要なことは、社会的ニーズがある団体であるのかを今一度考えることである。今求められている組織とは何か、いくら正論を振りかざしても、若い人びとが興味を抱くことは「おもしろい」という感性である。自身が成長することがイメージできる団体とはどのような団体なのか考え、変化を恐れず行動しよう。また、日本は男女格差の大きなジェンダー後進国でもある。私たち青年会議所も例外ではないが、だからこそ女性でも活躍できる組織のモデルケースとなり、自らが姿勢や運動をもって、社会的ニーズのある組織へと変革することができれば、更なる組織への信頼と会員の拡大につながると確信している。
【伊南地域の「価値」をデザインする】
2019年度、日本青年会議所はSDGsを日本で1番推進していく団体であるとSDGs宣言を行った。従来の経済成長からより良い社会を構築するという考え方から、より良い社会を構築することで経済を成長させるという発想の転換を行った。これからの地域社会をより良くしていくためには、多様な価値を認識し、「伊南地域の特徴」を活用しながら、地域社会自体をデザインしていくことが必要となる。私たちは多くの団体や地域住民と協働し実現していくことが求められ、団体や組織の枠にこだわらず、多くのステークホルダーと社会益を共有し、新たなアイディアを持った人びとが連携していくことが持続可能な地域開発につながっていくのではないだろうか。多様な価値観を認め合い、広い視野をもって、多くの人びととつながり、未来の地域へとつなげていこう。
【教育について考える機会を創出する】
「国家百年の計は教育にあり」といわれるように、教育は国家の最も重要な根幹であり、伊南地域においても例外ではない。グローバル化やAIが急速に進む中、自ら課題を見つけ、考え、協働して問題解決をしていく力が必要となっていく。文部科学省は2020年に学習指導要領の大幅な改変を発表している。私たちは地域の責任世代として、教育を学校だけに任せていていいのだろうか。私たち青年会議所会員を含む大人が、このことを理解しなければならない。私たちが受けてきた教育とは違うからといって、尖った才能や尖ったアイディアを排除するような地域であってはならない。地域を変えるのはよそ者、若者、ばか者と言われているが、そのような人材を地域が受け入れる土壌があるのか、私たちが尖った人材を素直に認める姿勢を持っているのか、地域の未来を担う芽を伸ばす地域とはどのような地域なのか私たちが先導していく必要がある。
【「今」の駒ヶ根青年会議所をブランディングする】
青年会議所は、明るい豊かな社会を築き上げようと行動指針を定め、地域開発とメンバー個々の成長に焦点をあて、運動を行ってきた。54年間この伊南地域でも多くの人材が青年会議所で活動し、日々自己研鑽を繰り返し、青年会議所を卒業した後にも、地域を先導するリーダーを輩出してきた。脈々と受け継がれたものがあるからこそ私たち現役のメンバーが活動しているのはもちろんではあるが、変化することを怠ってはいけない。会員一人ひとりを大切にし、個性を輝かせるためには組織自体の改革が必要だと考える。習慣として受け継がれたことが現在、メンバーにとって弊害になっていないか、やめるべきことは勇気を持ってやめ、メンバーが成長する環境を真剣に考え、組織自体を変革させよう。現状を把握し、社会から求められる組織へと自らがプロデュースし、ブランディングしていこう。
~おわりに~
昭和、平成から令和に時代が移り行く中、私たちを取り巻く環境は劇的に変化を続けている。なにが正解かわからないこの時代において、青年会議所は自ら正解を定義し、地域と人を想い、行動ができる唯一無二の団体である。ときには失敗し、虚無感にさいなまれることもあるかもしれない。しかし、世のため人のために「やる」か「やらない」という選択を迫られたときに「やる」と即座に答えられる人でありたい。そういった人材を青年会議所の活動を通して育成していきたい。今という一瞬は待ってはくれない。私たちがやらなければ誰がやるのか、誰かがやってくれるのをただ待っているだけなのか。自らが住み暮らす地域を、自分自身をより良くしたいのであれば今すぐ行動しよう。
固定観念を捨て、変化を恐れず、地域とともに歩み、自らを変革しよう。
己が見つけた持続可能な問題解決への道のりを信じ、最後までやり抜こう。
大きな夢を語り、実現するための多くの仲間を集め、未来を自らの手で切り拓こう。
Change Myself、まずは自分から。
【 基本方針 】
子供たちが持つ個性や、人とは違う思考を伸ばし、やりたいことにチャレンジできる地域を創ることで、様々な個性が交わり、活力ある伊南地域の発展へ繋がると考えます。
そのためには、自分の興味関心のあることを探求していく学びの環境が重要であり、夢中になる子供たちの姿を通して地域の意識を変えることが必要です。
そこで当委員会では、子供たちに自由な発想と学びの機会を作り、さらに興味関心を追求し個性を伸ばす機会を作ります。そして個性を伸ばした子供が生き生きとすることで個性を伸ばす必要性を地域に波及します。
【 事業計画 】
(1) 未来の教室
(2) スキルアップチャレンジ
(3) 居酒屋の青春
【 委員会メンバー 】
委員長 都竹周作
副委員長 唐澤国洋、田中秀幸
委員 長井敏宗、湯澤和也、熊谷未櫻
【 基本方針 】
様々な価値観を持った人が集い、伊南地域の魅力を新たな視点で表現する事は、その魅力を理解し、行動する人が増え、魅力溢れる伊南地域への成長に繋がると考えます。
そのためには、伊南地域の特徴を生かしながら、私達が人をつなぐ団体として行動し、それぞれの魅力を掛け合わせ、伊南地域の新しい魅力として表現する事が必要です。
そこで当委員会では、伊南地域にある資源と特徴を活用して、団体や地域住民との連携を促します。そして、その繋がりから新しい発想が生まれる環境を作る事で、伊南地域の特徴を生かした新しい発想が自然に生まれる土壌を作ります。
【 事業計画 】
(1) 伊南地域の魅力デザインプロジェクト
(2) 磐田青年会議所との交流事業
【 委員会メンバー 】
委員長 西那隆志
副委員長 青木謙一、井口雄太
委員 三好学、松崎貴彦、下平竜也、伊藤航
【 基本方針 】
伊南地域をより良くするために、 駒ヶ根 青年会議所は、会員一人ひとり が 組織に愛着を持ち、 「 より良い変化をもたらす力」を 自ら 身に付け 、 社会に還元することで、社会からより一層求められる組織になる必要があります。
そのために 重要なこと は、 活動する 環境を整え、会員一人ひとりが組織の存在意義や提供価値について 理解・共感し、組織への貢献意欲を高め、能動的に行動することです。
そこで当委員会では、駒ヶ根青年会議所が大切にしたい価値観を 考え 、 ありたい組織像を言語化します。そして、 実現に向けた コミュニケーション活動 をおこなうことで、会員のエンゲージメント向上を図ります。 会員一人ひとり が 認めあい、伝えあい、 歩みあい 、駒ヶ根青年会議所のブランド価値向上を実現します。
【 事業計画 】
(1) インナーブランディングに関する事業
(2) 財務全般に関する管理統括
(3) 諸規定の改案・改修に関する手続き
(4) 年誌の 発行
(5) ウェブ サイト 、SNS の運営
(6) メディアへの広報業務
(7) その他、他の委員会に属さない 一般 業務
【 委員会メンバー 】
委員長 東城あづさ
副委員長 大澤剛、古田千洋
委員 唐澤哲也、森光星、松村泰志、小林英里佳、木村彩香
【 基本方針 】
駒ヶ根青年会議所が、 これからの 伊南地域 に必要とされる 組織 であるために、会員一人ひとりが 、地域における使命と責任を 懸命に行動する姿をもって示さなければならないと考えます。
そのために は 会員一人ひとりが 、 駒ヶ根青年会議所に身を置く意義を真摯に受け止め 、 地域・仲間・ 自分自身 のために 、 自らを変えようと する意識を 行動へと転化することが必要となります 。
そこで組織拡大委員会では、同じ志を持つ仲間が行う活動 を 変化 の機会と捉え、メンバー が自らの変化 へ挑む状態へと導き ます。 そして、 メンバーの変化を 推進できる 組織形成へと取り組むことで 、 メンバーの変化と組織の変革をもって 、移り行く時代においても 自己成長を成し遂げ られ る 組織の礎 を築きます。
【 事業計画 】
(1) 賀詞交換会
(2) 会員拡大事業
(3) 3分間スピーチ
(4) 新入会員セミナー
【 委員会メンバー 】
委員長 宮脇達樹
副委員長 福澤雄一、堀内学
委員 林裕輝、池上堅、橋本直人、前田智子