~己の変革が明るい未来を創造する~
一般社団法人駒ヶ根青年会議所
第53代理事長 下平 泰司
【基本方針】
~はじめに~
駒ヶ根青年会議所は1966年に設立され、その若い力は地域の明るい未来を描きつつ、目の前に立ちはだかる壁を一つひとつ乗り越え、長い歴史を紡いできました。そして本年度、我々にも幾多の壁を乗り越える機会が与えられます。今を生きる若い力として、与えられた機会に臆することなく全力で取り組み、素晴らしい1年を伝統ある駒ヶ根青年会議所の歴史に刻んでいこう。
青年会議所ほど、人を育てることに重きを置いて活動する団体は他にないと確信しています。青年という言葉の通り、まだまだ社会においては未熟な者たちが集い、切磋琢磨し自己啓発に励むとともに、真剣にまちの未来を考え行動することで、共に成長します。そして元気なJAYCEEが大勢輩出され、伊南地域の未来は無限に広がっていくのだと考えています。
事業で成果を出すことはもちろん大切ですが、同時に重要なのは、会員の活動が充実し、各々が成長を実感できていることであり、それが周囲にも伝わる程であることであります。これらを全て成り立たせてこそ、青年会議所に身を置き、まちづくりに取り組む価値があるのです。
何かを生み出す時、何かに挑戦する時、立ちはだかる困難を乗り越えてこそ人は成長できます。困難にぶつかった時、ネガティブな言葉を発してはいないだろうか。言葉には魂が宿ります。己の改革は自分の発する言葉を変えるところからです。言葉を前向きにすることで、行動も前向きになり、人生が前向きになるのです。
いつ何時も、前進思考で未知なる可能性に挑戦していこう。
【事業方針】
~これからの時代を生き抜く経営力を備えよう~
めまぐるしく変化を続ける社会情勢は、留まるところを知らず、この変化は今後もますます加速していくものと考えられます。技術の劇的進歩や世界情勢の変化、それに伴う市場や需要の変化、競合の出現など、様々な要因によって我々の稼業には常に大小様々な波が押し寄せます。我々は青年会議所会員として、奉仕活動を通して成長しますが、同時に自らの経営が成り立っていることが大前提であります。「衣食足りて礼節を知る」という言葉の通り、自らの基盤が盤石であるからこそ、本当の意味で礼節をもって地域への奉仕活動ができるのです。いつ、いかなる時も、いかなる場合でもこの波を乗り越えることができる術を身に付け、これからの激動の時代をたくましく生き抜くことができる、経営力を備えた人財となろう。
~人口増加へ向かうきっかけを生み出そう~
少子高齢化の進行や、大都市への人口集中により全国的に地方の総人口、生産年齢人口は減少しており、伊南地域も例外ではありません。近年では人口が減少していくことを前提とし、インフラ投資やAI、ロボットの導入による生産性の向上で補おうとする対策が提唱され始めており、この動きは日本全体という枠で考えた場合、必然であり必要な対策でもあります。しかし、我々はこの地域で活動する青年会議所会員だからこそ、人口減少という問題に最後まで抗うことができるのではないだろうか。この大きな世の中の流れに一石を投じ人口増加への足掛かりをつくることは、この地域を愛し暮らすJAYCEEとしての使命でもあります。伊南地域が人口増加へ向かうきっかけとなる、この地域に相応しく、駒ヶ根青年会議所らしい人口増加へ向かう策を模索し立案し実行していこう。
~会員の心を収束する組織の要となろう~
青年会議所はその年々で新しい方針を創出し、実践を通して各々が成長していきます。これは青年会議所が単年度制である素晴らしいところであります。しかしながら、この不連続の連続の中でも決して途絶えさせてはならない組織の基礎があります。会員の多くが入会3年未満という若い組織となった近年、締まった組織運営を力強く継承していくことは重要であり、今後の組織のためにも絶好の機会であります。
また、駒ヶ根青年会議所の前向きな運動を地域に広く発信し、地域からの関心を引き寄せるためには、発信源である我々の前向きな連携が欠かせません。情報を発信するまでの過程で、組織全体に前向きな意思の疎通を生み出すことで、連携を強化できます。我々の前向きな連携が創り上げる、前進思考あふれる情報発信を遂行していこう。
~JAYCEE拡大を実践し活動の原動力を増強しよう~
会員拡大は最強のまちづくり運動であると考えます。我々は青年会議所運動を通して地域や市民に、より良い変革を起こすJAYCEEであり、同じ志を持った仲間として会員を迎え入れることは、より良い変革の最高の形と捉え、我々が目指すべきところであります。会員数の増加は、我々の活動の幅を広げ多様化も可能にします。すなわち会員拡大は青年会議所運動そのものであり、組織全体で情熱をもって実践する価値があるのです。固定観念にとらわれず多種多様な人財を拡大候補者とし、組織全体と連携して各事業への積極的な参加を促し、JCを通した成長体験と活動の遣り甲斐を伝えることで、決断の後押しをしよう。
また、入会を希望する拡大候補者にはそれぞれ何らかの前向きな想いがあります。拡大候補者ひとり一人の前向きな想いを引き出し、尊重することが仲間を迎え入れるうえで重要です。40歳までという限りのある学び舎へ、共に切磋琢磨できる仲間を一人でも多く迎え、我々の活動の原動力を増強していこう。
~会員一人ひとりのもう一つの顔を分かり合おう~
組織が力を発揮するためには仲間の連携が大切であり、人間関係が重要となります。駒ヶ根青年会議所の全会員の顔を思い浮かべてみよう。会員一人ひとりに対し、何らかのイメージがあると思います。我々は青年会議所活動を通して切磋琢磨し、共に成長していく仲間ですが、その仲間に対するイメージは多くの場合、青年会議所活動におけるイメージであり、青年会議所以外の人柄というものは意外と知らないものです。普段の青年会議所活動とは別の角度からも顔を合わせることが人間関係を深めるために効果的です。仲間同士が素顔を見せ、人柄を分かりあうことができる会員交流を重ね、会員一人ひとりがもう一つの輝きを放つことで、仲間の絆を強固にしていこう。
~おわりに~
駒ヶ根青年会議所を卒業した時、自分に何が残っているのか考えたことはあるだろうか。
「鉄は熱いうちに打て」といわれる通り、青年会議所に身を置く40歳までという若く精神が柔軟なうちは素直になんでも取り込むことができます。青年会議所活動を通じて様々な人と出会い、自分とは異なる意見や思想に触れること、事業や委員会運営などで生じる困難にぶつかること、それら全てから得られるものを素直に受け止め、自分の中で前向きに融合していくことで人間の芯となる哲学が形成されていきます。人生は常に決断が求められますが、その判断は自らの哲学に左右されます。磨かれた哲学は、その人の人生を明るい未来へ導いてくれるのです。
成長を重ねれば重ねるほど、他人の考えを受け付けづらくなってくることもありますが、他人の考えを受け付けなくなった時点で成長の機会は激減します。まずは相手を理解し、それから自分を理解してもらう心を持つことで、常に柔軟な精神を保ち、永続的に成長の機会を得ることができます。
すばらしい哲学を形成し続けられる人財となって地域へ輩出されよう。限りある現役時代に、常に前進思考で積極的に新しいものに触れ、素直に取り込みながら、自らの哲学を磨き上げよう。
【 基本方針 】
我々駒ヶ根青年会議所はいつの時代も地域に根差した組織として、仲間と地域から信頼のある団体であるために、会員が一枚岩となり行動に責任を持ち活動に取り組むことが重要です。
そのためには、事業の中で会員が緊張感と責任感を持ち、足並みを揃え目的に向かうことと、組織が伊南地域への想いを持って活動している姿を発信することで、地域からの理解と協力に繋がると考えます。
そこで本年度当委員会では、まずは気持ちを一つにしてセレモニーを行うことで連帯感が必要であることを学んでいただき、そして各種事業を行う会員の姿と、一体となった組織が活動へ向かう姿を発信することで地域からの関心を高め、組織内外の連係を深めます。
【 事業計画 】
・財務全般に関する管理統括
・事務局及び財産の管理
・総会・理事会の運営及び事務的業務
・定款・諸規定の改案・改修に関する事務手続き
・会員手帳・名刺の作成
・各種対外事業の登録手続き
・磐田JCとの関連事業
・メーリングリストの管理
・駒ヶ根青年会議所災害対策の更新
・年誌の発行
・広報誌の発行
・ホームページ、SNSによる情報発信
・プレスリリース
・その他、他委員会に属さない一般業務
【 委員会メンバー 】
委員長:赤羽根 晶
副委員長:織井 寛之、倉田 秀司
委 員:西那 隆志、松村 正男、三好 学、林 裕輝、白鳥 貴大、池上 堅
【 基本方針 】
時代が日々変わりゆく中で、個々人が未来を見据えた道筋が揺るぎない状態であることは、自社を成長させるとともに、伊南地域の維持、発展を目指した貢献活動を展開し続けるためにも必要不可欠です。
そのためには、一人ひとりが経営の切り口となる考えを持ち、人の欲求を捉え、環境の変化に対応可能な経営思考を確立させ、経営が盤石である状態を創り上げる必要があります。
そこで当委員会では、自社の経営の見通しをもつことの重要性を学び、自社が何のために存在するのかを見出します。そして、顧客を観る力を携え、思考を創造的なものへと切り換えることで、自発的に世の中の需要を捉え、環境の変化に適合した社会活動ができる人財を育成します。
【 事業計画 】
・経営学塾
・居酒屋の青春
・3分間スピーチ
【 委員会メンバー 】
委員長:古田 千洋
副委員長:都竹 周作、宮脇 達樹
委 員:伊藤 悦子、相馬 久仁寛、山岸 大輔、山田 靖、唐澤 哲也、佐々木 宗一、森 光星、呉本 圭樹
【 基本方針 】
我々の住む伊南地域が人口増加に向け主体的に行動できる地域になることは、郷土愛をもち地域活動に参画する市民が増え、新たな人の繋がりから相乗効果が生まれ、永続的に発展していく地域の実現に向かうと考えます。
そのために、伊南地域市民が人口増加に向け連携し取り組む意識を高め、市町村の形にとらわれない独自の体制を築き、市民が自ら移住希望者を伊南地域へ惹きつける活動が出来る地域を創る必要があります。
そこで当委員会では、市民同士が伊南地域として繋がる意識を高め、各地域の特長を集約し、一体となって行動する体制を創ります。そして、移住希望者に地域の魅力を伝える機会を創出することで、市民が伊南に自信と誇りをもち、人口増加に対して協力し取り組むことの出来る地域の環境を創ります。
【 事業計画 】
・伊南地域魅力創出会議
・伊南地域魅力発信プロジェクト
【 委員会メンバー 】
委員長:刈間 英文
副委員長:長井 敏宗、大口 裕一
委 員:米山 修一、本部 大悟、山浦 愼士、青木 謙一、井口 雄太、吉澤 雄二、熊谷 洋介、矢野 仁