基本方針
~はじめに~
東日本大震災から4年が経とうとしている。
あの未曾有の大災害の中、日本人がとった行動は、我が事意識で現状を捉え、利他の精神で臨む。世界からも賞賛を受けた「日本人魂」。
このDNAは確実に我々の中にも息づいている。 2015年、駒ヶ根青年会議所は創立49年目を迎えます。明るい豊かな社会を築きあげようという綱領を唱え、変革の能動者として挑戦し続けた歴史と伝統を受け継ぎ、大きな節目となる50年に向けて新たな年を重ねます。
「JCしかない時代」から「JCもある時代」へと私達を取り巻く環境は刻一刻と変化し続けています。青年会議所とは、各分野の第一線で活躍する異なった職種や地位の若者で構成されている組織です。しかしながら、入会すればそのような背景は全く関係なく、公平に活動、議論の場が与えられ仲間と鎬を削り、自他ともに修練そして成長する、そんな青年らしい凛とした姿がこの組織の尊さであり強さではないでしょうか。
駒ヶ根青年会議所には、先輩方が脈々と受け継いでこられた素晴らしい歴史と伝統があります。半世紀の節目を目前に迎える今こそ、改めてこの歴史と伝統を「信念」として携える必要があると考えます。
「日本一気合の入ったLOM」と自信を持って自己紹介できていた時代がありました。決して妥協せず、ねらいや目的を徹底的に議論すること、きちんと筋を通すこと、緊張感を持ったセレモニーを行うこと。これらはどれも素晴らしい駒ヶ根青年会議所の伝統です。 「JCもある時代」だからこそ改めてこの歴史と伝統をメンバーで共有し、携え、あゆみを進めていくことがJCの存在意義に繋がると考えます。 青年会議所に身を置くことの意味を考えてみよう。
40歳までという限られたJCライフの中、多くの出会いの機会があります。大きく叩けば大きく響き、小さく叩けば小さく響く。自ら貪欲に求めれば何でも手に入れることができるチャンスの宝庫であります。何を目標とし、誰に会い、どんな姿勢で、どんな行動をするのか、それがそのまま結果として自分に返ってくる。この機会は全ての会員に平等です。各々が置かれた状況により、活動ができる時もあれば思うようにできない時もあり、様々な思いをする事もあるでしょう。しかし、それら全てを「学び」と捉え、どんな時代や環境であろうとも前向きに決断をし、何よりも支えてくれている家族や会社の皆さんのためにも活動し続けるのです。その貴重な経験こそが人間性を磨き、力をつけ、必ず実社会や家庭で活かされるのです。
今こそ、英知と勇気と情熱を結集させ、どんな時でも前向きに取り組んでいこう。
【事業方針】
~これまでのあゆみを紐解き未来へ繋ぐ~
駒ヶ根青年会議所創立40周年の年に打ち出された「未来ビジョン2006」。長期ビジョンとして掲げた『市民一人ひとりが地域のことを我が事とおもい、輝く個性が「絆」紡ぐまち』。創立45周年の年に打ち出された「未来ビジョン2011」。中期ビジョンとして掲げた『ふるさと愛溢れる人の「絆」から全ての命が光り輝くまち~ひとが好き まちが好き~』。このビジョンを新たなる時代への道しるべとして、多くの仲間と共に市民参加の事業を展開してきました。創立50周年を目前に、我々は改めてこれまでのあゆみとそこにこめられた魂を紐解くと共に、脈々と受け継がれてきた歴史と伝統を次代に繋ぐべく伝播し、内なる拡大に邁進します。
~地域全体で取り組む仕組みづくり~
創立以来明るい豊かな社会の実現に向けて様々な事業を展開し、輝く伊南地域の未来に向け運動を進めております。今後もこの運動の輪をさらに拡げ、市民主導の運動へと発展させることは、自立した活力ある地域の創造に繋がると考えます。伊南地域の素晴らしさを伝えていくことが出来るのは、私達伊南地域に暮らす人間だけであります。このふるさとを愛することの大切さを次代を担う子ども達へと伝えていくことは、私達大人の役目なのです。この能動的な想いがさらに地域に拡がり、これまで以上に地域全体で取り組むための仕組みへと発展させ、積極的な市民参画の機会を創出します。
~JAYCEE拡大を実践し組織の基盤を強化しよう~
20歳から40歳までという限りある青年会議所活動の中で「明るい豊かな社会を築きあげる」という想いを繋ぎ活動を継続するうえで、我々組織にとって会員拡大は重要な課題であります。JCは新しい価値観や真の友情を育む事ができる組織です。この機会の積み重ねが、地域や企業でのリーダーを育成し、まちの活力になるとするならば、同じ志を持ち共に活動できる多くの仲間を増やしていくことは、まさにまちづくりの源なのです。この素晴らしい学び舎を、我々のまちづくりに対する想いと共に拡め、会員拡大を実践します。
また本年度は、同地区、金沢の地にてJCI世界会議金沢大会が行われます。志を同じうする者が集うこの機会をチャンスと捉え、組織内外へと発信します。
~多角的視点を持ち組織の要を強化しよう~
駒ヶ根青年会議所の総務活動は各委員会・会議体の事業が円滑に展開する為に必要不可欠であり、組織の要であります。その業務をただ継続するだけではなく、それぞれの業務の目的を明確にし、背景を捉え、さらに良い変化をもたらしていけるように取り組み、会員が全員参加で積極的に運動できるよう組織運営の環境を強化すると共に、公益社団法人格の取得に向けて体制の整備を引き続き進めて参ります。
~最後に~
今、私はなぜ青年会議所に身を置き活動しているのか。
なぜこの仲間と出会い、共に活動をしているのか。
なぜこの時代に生きているのか。 全ては偶然ではなく必然であると考えます。
我々はこれからの時代に希望を抱き、「自分の地域は自分で創る」という我が事意識を持ち、輝くいなんの未来を創造しながら、一日一生の精神で取り組む。
同じ志を携えこの地で暮らし、共にこの時代を生きている同志に感謝し、共にこの時代を駆け抜けよう。
自らが秘めている熱き魂を伝播して。
委員会基本方針
いなん地域の発展を支える駒ヶ根青年会議所は、いつの時代も地域から必要とされる活力ある組織である為に、メンバー全員が活動に対し高い意欲を持ち、まちづくり運動に取り組むことが重要と考えます。
その為には、メンバー各々が活動に必要な情報から目的を理解し、整った場で活動に専念することで効率を良くしていき、成果と自信を得て、活動に対する意欲を高めていくことが必要です。
そこで本年度総務委員会では、情報を受け取る側のことを考えて、活動目的とスケジュールをメンバー全員へ早期に伝えると共に、情報と活動の場を整えることで、メンバーの活動が効率良く行われる環境を整備していきます。
委員会事業計画
①財務全般に関する管理統括
②事務局及び財産の管理
③総会・理事会の運営及び事務的業務
④定款・諸規定の改案・改修に関する事務手続き
⑤会員手帳・名刺作成
⑥各種対外事業の登録手続き
⑦磐田JCとの関連事業
⑧メーリングリスト管理
⑨公益社団法人格取得に向けた準備
⑩駒ヶ根青年会議所災害対策の更新
⑪JCルームの整理整頓
⑫その他、他の委員会に属さない一般業務
委員会基本方針
いなん地域を活性化させる原動力となる仲間を増やしていくためには、私たち駒ヶ根青年会議所メンバーが、まちづくり運動に「全力」で取り組んでいる姿を拡く発信しながら、多くの人たちの心に響かせていかなければなりません。
そのためには、メンバー全員が高い向上心を持ち、積極的に行動している姿を効果的に地域へと伝播していく事で周りにも良い影響を与え、仲間として共に活動したいと協感してもらう事が必要です。
そこで本年度当委員会では、今の自分に満足せず常に前向きな気持ちで行動を起こせる人材となるための機会を創出し、実践を通じてその姿を魅力的に映しだす事で相手の心を惹きつけ、新たな仲間を生みだします。
委員会事業計画
①会員拡大
②自分を知り行動できる人へのセミナー
③新入会員セミナー
④広報誌の発行・配布
⑤広報プレスリリース及び記者懇談会
⑥ホームページ掲示板の作成・更新管理
⑦新入会員予定者セミナー
⑧年誌の発行
委員会基本方針
次代のまちづくりの担い手である若者が「自分たちの地域は自分たちで創る」という気概を持ち、主体的にまちづくりを行っている姿は、地域全体を活性化させ、自立した活力ある伊南の創造に不可欠と考えます。
そのためには、若者がまちづくりに参画し、地域の人とふれあう中からふるさとを愛する心を育み、今後のまちづくりを牽引していく意識を受け継ぐことで、地域のまちづくりを発展させられる人材となる必要があります。
そこで本年度当委員会では、まちづくりに若者が参画する事の重要性を地域の大人と共有します。そして若者を交え、世代を超えた人との繋がりの中でまちづくりを体験できる事業を実践することで、若者に地域の人への感謝の心と、まちづくりに対する責任感を育み、エネルギー溢れる活発な地域を共創します。
委員会事業計画
①若者のまちづくり参画プロジェクト
②若者のまちづくり参画体験事業
③若者参画のまちづくりの重要性を共有する会議
運営方針
(一社)駒ヶ根青年会議所は1966年の創立以来、明るい豊かな伊南地域を築きあげるべく、地域に根ざし、その時々の時代に準じたまちづくり運動を展開してきました。「JCしかない時代」から「JCもある時代」へと私達を取り巻く環境が変わっても、今なお地域から信頼され、無くてはならない組織として活動ができているのは、先輩方が脈々と受け継いでこられた素晴らしい歴史と伝統があったからです。そしてその素晴らしい歴史や伝統とは活動内容や活動成果のみならず、確かな見識と揺るぎない信念で、まちづくりを実践する姿を地域に示し続けた先輩諸兄の生き様そのものだと考えます。妥協なき議論、結の精神、筋を通すこと、100%に近い例会出席率、緊張感のあるセレモニー等々、JC活動を通じて自律したメンバー個々の社会に対する姿勢そのものが信頼に値するからこそ、そのメンバーで構成される組織全体が地域から認められるということを忘れてはなりません。
2006年に我々の目指すまちの長期ビジョンとして『市民一人ひとりが地域のことを我が事とおもい、輝く個性が「絆」紡ぐまち』が打ち出されました。そして2011年に創立50周年を見据え、5年後の明確なまちの姿として中期ビジョン『ふるさと愛溢れる人の「絆」から全ての命が光輝くまち』を掲げ、伊南地域の特性を活かし、地域市民と共にあゆむまちづくり運動を展開してまいりました。ビジョンとはその時代におけるまちづくり運動の方向性であり、行動のきっかけであります。行動するからこそ、地域に変化が生まれ、変化が生まれるからこそ、また新たなビジョンを描く事ができるのです。この不連続の連続こそが、地域にとって新たな価値を生み続けるのです。そしてメンバー一人ひとりがこのビジョンを自らの基軸として、お互いを信じて精一杯行動したとき、はじめて地域市民の共感を生む真のまちづくり運動になるのだと考えます。
創立50周年という節目の年を翌年にひかえ、2015年駒ヶ根青年会議所は創立49年目を迎えますが、メンバーの大半が入会3年未満であるのと同時に、9人のメンバーが卒業をするという現状があります。駒ヶ根青年会議所が今後も地域から信頼される組織で在り続けるためにも、今一度未来ビジョンの本質をメンバー全員が共有することで、組織としての足並みを揃えると共に、駒ヶ根青年会議所の存在意義を見つめ直すことで、いつの時代もその社会環境に即したビジョン実現を目指し、展開をし続けてきたまちづくり運動の軌跡を普遍の魂として、感謝と敬意を持って心に刻むことが必要です。半世紀にわたり歩み続けてきた駒ヶ根青年会議所の素晴らしい歴史や伝統をメンバー全員で認識することで現在の立ち位置を明確にし、輝く未来創造に向けて、駒ヶ根青年会議所メンバーとしての気概を胸に、KOMAGANE魂を伝播できるJAYCEEへと成長します。
事業計画
①未来創造会議
②3分間スピーチ
③居酒屋の青春