協創

~自ら 未来の 起点となり 共感 が生み出す 価値創造~

一般社団法人駒ヶ根青年会議所

第56代理事長 福澤 雄一

福澤 雄一

基本方針

【はじめに】
 今般の新型コロナウイルスの世界的蔓延は、経済社会システムの在り方自体に不可逆的な大きな変革をもたらすものであり、その流行が沈静化して緊急時モードが解除された後においても、世界は「元に戻る」のでなく、経済社会の多くの側面で「新型コロナウイルス以前」の常識が「新たな日常」に代わる時代となることが考えられます。この様な時代において私たち青年会議所は、変革の先頭に立って、社会と人間の開発のために今、何ができるかを考え行動していくことが我々の存在価値だと信じています。

 

社会情勢に目を向ければ、気候変動の深刻化や自然災害、AIに象徴される破壊的な技術革新、グローバル化、高齢化、人口減少など、私たちは常に未曾有の変化に直面し、地域の課題として現れていることの多くは、互いに関係し影響し複雑化しています。そこで求められている課題解決の視点は、二極論的な「どちらか」の発想ではなく、課題と課題を乗り越える「どちらも」を実現する新たな価値の創造が必要と考えます。そのためのアプローチが、それぞれの課題に対するステークホルダーが協働し、多様な価値観から社会の共通の利益を協創し持続可能な解決策を実行することであると信じています。

 

「自我作古」という言葉があります。「我より古を作す(われよりいにしえをなす)」と訓み、前人未踏の新しい分野に挑戦し、たとえ困難や試練が待ち受けていても、それに耐えて開拓に当たるという、勇気と使命感を表した言葉です。

 

自身の行動で未来は変えられる
その起点は自分自身の機会の接し方であり、その一歩はいつでも踏み出せます。
より良い未来へ向けて、勇気と使命感をもって着実に歩んでいこう。

事業方針

【地域とともに歩む駒ヶ根青年会議所】
2021年度、一般社団法人駒ヶ根青年会議所は創立55周年を迎えます。1966年の創立以来、55年という歴史の中で、駒ヶ根青年会議所の創始の想いは変わることなく、諸先輩方や地域住民をはじめとする多くの方々が携わり、明るい豊かな伊南地域実現へ向けて道筋を見定め、まちづくり運動を展開し続けてきました。そして、創立50周年に策定した10年間の長期ビジョンとなる未来ビジョン2016『一人ひとりの「可能性」と地域への「想い」が満ち溢れる、輝くまち』と、4つの運動指針により目指す地域の姿は1年1年の運動に落とし込まれ着実に歩みが進められています。私たちメンバーは、諸先輩方が築いてこられた地域からの信頼の基、運動が展開できることに感謝と敬意を胸に抱き、地域とメンバーのさらなる発展のため、時代に即した事業を実施します。

 

【パートナーシップによる持続可能な地域創造】
 従来の経済循環構造を前提とした経済システムでは地方の成長が困難になってきています。私たちは地域の青年経済人として伊南地域の持続可能な社会を実現するために、しなやかな所得好循環構造を模索し、地域とともに推進していく責務があります。伊南地域の産業分布から読み取れる特徴として、産業別従業員1人当たりの雇用者所得は第2次産業が一番高く、次いで第3次産業、第1次産業となっています。そこで、伊南地域内の生産、分配、消費の好循環を促進するために、第1次産業と第3次産業間の産業間取引構造から課題を紐解き、SDGsを通してパートナーと目標を共有し、地域内の消費について長所を伸ばし短所を補う地域循環の消費をデザインすることで、住民が地域の価値を認識し消費を行う持続可能な地域への取り組みを推進しよう。

 

【自ら学び続けられる人材育成】
 2021年度は会員の約7割が入会3年未満となる会員構成となる中で、入会して間もなく理事に就任するメンバーも多く出てきており、青年会議所の理念、ビジョン、ミッションをいち早く腑に落とし機会に接していくことが、青年会議所運動を力強く推進するために必要です。これまでは、在籍年数の長いメンバーから入会間もないメンバーに青年会議所の意義を経験的理解と人的交流に重点をおいて継承してきましたが、多く経験を持つメンバーが減少している状況を踏まえ人材育成を行う必要があります。メンバー一人ひとりが自分自身の志を明確に持ち、ニーズを的確に見出し、行動により周囲をまき込み、創造的に課題を解決する能力を身に付け、まちづくりや仕事においても自ら課題解決への歩みを続けられる人材となろう。

 

【共感を高める組織運営】
組織の評価は、私たちの運動が地域に伝わったとき、初めて得られるものだと考えます。組織内においては、メンバー一人ひとりが尊重され、お互いの価値を高め合える建設的な仕組みにより協調性を生み出し、地域に向けては、効果的な情報発信により共感を得られてこそ地域に届く情報になるのです。私たちの運動とSDGsをリンクさせて発信し社会と共通の利益を共有し、協力していただける方々とのパートナーシップを強化していきましょう。そして、メディアリテラシーや情報リテラシーは、日々プッシュ型で配信される情報を受け取る私たちにとって、情報を識別する能力と、発信する側に立てば情報活用能力であると考えます。信頼できる情報を得られる仕組みを適切なパートナーと構築し、共感を高める組織運営を実践しよう。

 

【共感から拡がる会員拡大】
 会員の減少傾向は駒ヶ根青年会議所でも顕在化してます。40歳を迎えれば卒業となることからも、何もしなければ会員が減少することは避けては通れません。新たな仲間を迎え入れることは、会員同士の学び合いの機会が増えるだけではなく、事業規模や地域に与えるインパクトも大きなものになります。近年の会員拡大により、女性メンバーや若いメンバーも増える好循環も生まれてきています。一人ではできないことをするために組織は存在します。候補者の実現したい姿を引き出し、自分自身も志を伝え、相手に寄り添ったアプローチで共感を得て仲間を増やしていこう。

 

【おわりに】
 私たち駒ヶ根青年会議所の55年の歩みには、伊南4市町村の皆様や関係諸団体との連携や協力により、伊南地域に大きな足跡を残してきました。次代により良い地域を残せるのは私たち一人ひとりです。私たちはなぜ青年会議所活動に時間を費やすのかという問いに立ち戻った際に、青年会議所という仕組みを通じて、自らの地域を、社会を、自身の大切な人のためにより良く変えていくという大義があります。本来、課題解決は自分達がおかれた状況をより良く変化していくという創造的で楽しいものです。青年会議所には真剣に地域の未来を語り合える仲間がいます。お互いに学び教え合う精神を大切にしながら創造する楽しさを皆で分かち合い、失敗を恐れず行動し、自ら未来の起点となり、地域とともに仲間とともに共感が生み出す価値を創造しよう。

 

自身の行動で未来は変えられる
より良い未来へ向けて、勇気と使命感をもって着実に歩んでいこう。